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地域でのクリーンエネルギー発電に貢献 小型分散型バイオマス発電システム展開へ

   

太陽光や風力と同様にバイオマス発電の小規模化進んでいる。バイオマス発電では小規模になるほど発電効率が悪く、これを受けて、2015年には固定価格買取制度(FIT)で2MW以下の小規模バイオマス発電が別区分化されて買取価格が配慮された。また、電気に併せて廃熱を販売する熱電併給(CHP)による効率的な運用が浸透し、発電技術も向上したことから小規模バイオマス発電がビジネスとして成り立つようになった。こうしたことを背景に、再生エネルギー事業展開のフィットは、小型分散型バイオマス発電システムによる「コンパクトバイオマス発電施設」の販売に乗り出すことを発表した。同社はコンパクトバイオマス発電施設に必要なサービスをパッケージ化し、自社で展開するフランチャイズ網などを通じて全国販売を予計画している。一号機としては、兵庫県内での自社所有モデルプラントが17年6月の稼動予定となる。

販売するガス化方式の小型分散型バイオマス発電システム「AMATERAS-Hybrid-Fit1000」では、独自のタール分解技術の実装により、ガス化炉のタール発生率を大幅に抑えることに成功。タールを処理するため長時間の連続稼動が難しかったバイオマス発電の課題を払拭し、24時間365日の稼働が可能となった。また、バイオマス発電では、リサイクル木材以外にも未利用木質や一般木質が燃料として利用され、経済的・環境的な視点から利用量への配慮が必要となる。同発電システムでは、バイオマス発電の燃料として一般的な木製チップのほか、従来利用が難しかった竹などの資材も利用可能となった。これ以外にもコーヒー粕、茶粕、もみ殻、サトウキビ粕、馬糞が燃料として活用でき、原材料の調達において有利となる。100坪で設置可能なコンパクトさもあり、現在モデルプラントが設置される兵庫県ほか、その他エリアでも商談が進められているとのこと。

また、バイオマス発電は地域活性化を促進するプラットフォームとなり得る。発電に必要となる燃料に地元材を活用でき、地域燃料供給会社を通じて供給を受けることで地域に新しい雇用を創出する。CHPシステムを活用することで排熱を地域の農家に供給可能となる。発電した電力は、FITを通じて地域新電力会社に売電する予定とのことで、燃料調達から利用までを地域で行う。(編集担当:久保田雄城)

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